Core Web Vitals対策ツール

Core Web Vitalsシリーズ、最新版へようこそ！

過去のシリーズはコチラからどうぞ。
・Core Web Vitalsを理解する
・Core Web Vitalsを測定する際の留意点
・Core Web Vitals　ダッシュボードの作り方

これまで、Web Vitalsが、ウェブサイトのパフォーマンスを改善するためにどのように機能しているかを見てきました。Googleは、SEOスコアリングにWeb Vitalsを用いること、またトップストーリーカルーセルにAMPページのみを掲載するというルールを緩和することなどにより、（Googleならではの方法で）引き続き注力しています。AMPとWeb Vitalsのゴールが足並みを揃えた場合、優れたWeb Vitalsと評価される記事と共にAMPページのPV減少が予測されます。

いかなるものであれ、ユーザー体験を改善することこそが真に必要とされていることです。しかし、サイトのパフォーマンスを測定し改善することは、とても大変で複雑な取り組みのように捉えられているため、パートナーの皆様との会話の中で、Core Web Vitalsが頻繁に話題にあがることはむしろ当然のことであると言えるでしょう。

Outbrainでは、規模を問わず世界をリードするウェブサイトの為に、情熱を持って、テクノロジーやツールの開発・構築を行っています。ここでは、パートナーの皆様がCore Web Vitalsをモニターし、低減し、そして最小化することをサポートする為に、私たちOutbrainがどのような取り組みを行っているかを見て行きましょう。

モニタリングツール

Web Vitalsの大きな課題の1つとして、ウェブサイトのダイナミックな性質を考慮した上で、効果的に測定、モニターし、そして根本的な原因と改善点をを見分けることが挙げられます。この課題を解決する為に、パブリッシャー管理画面に専用のWeb Vitals モジュールを立ち上げました。

このモジュールを通して、ウェブサイトオーナーは、サイト全般のCLSを簡単に確認することができ、また、弊社のレポーティングにより（Outbrainコードの有無に関係なくサンプルページに基づいて）、サイトのCLSに対するOutbrainの影響を容易に見ることができます。この機能は、パートナーの皆様が、OutbrainがCLSに悪影響を及ぼしているかどうかを特定する為に、Web Vitals およびデータに基づくアプローチに積極的に取り組むことをサポートします。

「More Insights」を選択すると、パートナーは、Googleの測定に基づいた自社サイト全体のWeb vitalsを見ることができます。Tooltipsは、理想的なWeb Vitalsスコアについてのガイドを提供し、パートナーは自社サイトのスコアをより良く理解できるようになります。

パブリッシャー管理画面、「Overview Report」内に、パートナーの皆様にご利用頂けるCore Web Vitalsモジュールがありますので、ご確認ください。

積極的なネットワークの拡充

私たちのR＆Dチームは、ページ読み込みの負荷低減及びユーザー体験への影響を最小限に抑える為、ベストプラクティスの見直しに注力してきました。

• 非同期コードの読み込み:Outbrainウィジェットを個別に読み込み、ページ上の他の要素からの影響を排除、もしくは、他の要素に遅れを生じさせないようにします。
  
• CSSの最適化:CSSを適用する方法とタイミングを見直し、重いCSSが返ってくるのを最小限に抑えます。
  
• 軽めの画像および動画フォーマット:webpやMP4など。素晴らしいイメージをユーザーに提供しますが、処理能力を過剰に消費しないようにします。
  
• 複数の広告リクエストのまとまり:不要なサーバーリクエストを実施することなく、さまざまなレコメンドの選択肢をユーザーに提供します。
  
• 高度なキャッシュ機能:WPOに焦点を当て、CDNとブラウザ両方のキャッシュを利用して、リソースのフェッチにかかる時間を短縮させます。
  
• コードの最適化:不必要または非効率な活動を取り除きます。
  

最高のユーザー体験を促進することは、Outbrainにおける長期的な取り組みであり、オープンウェブ上のすべてのステークホルダーにより良い成果をもたらすことができる唯一の方法です。Web Vitalsは、サイトオーナーが最適化するための新たなシグナルを発信しており、Outbrainではリソースとプロダクト・ソリューションへの投資を行いサポートさせて頂きます。私たちは、影響をモニターし、低減させ、最小限に抑える為にサイトオーナー向けの独自ツールを構築するだけでなく、ネットワーク全体で最適化のための対策を講じてきたのです。

Outbrainパートナーの皆様、上述の機能に関してご質問などございましたら、Outbrain担当者にお問い合わせください。