株式会社ピアラがOutbrain を活用する理由
先日、株式会社ピアラ様にて開催させていただきました「ピアラ x Outbrain 共同セミナー」内での対談の様子をまとめました!どうぞご覧ください!
左:株式会社ピアラ 木崎優毅氏
右:Outbrain Japan 株式会社 飯嶋攝子
飯嶋:まずピアラ様及び木崎さんの紹介をお願いします。
木崎氏:株式会社ピアラの木崎優毅と申します。弊社は20年に渡るダイレクトマーケティング支援のノウハウを活かし、新規獲得からCRM施策まで、一気通貫でサポートしている会社です。私自身はこれまで化粧品や健康食品などの分野でOutbrainを含むあらゆる広告媒体での運用から制作ディレクションまで幅広く関わっており、現在は自社運用チームのマネージャーを務めております。
飯嶋:では早速、Outbrain をご活用頂いている上で感じている「魅力」からお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
木崎氏:そうですね、コンバージョンしたユーザーの質が高いことだと思います。弊社がクライアント様のサポートをする際、当然売上をあげることを考えます。CPAはもちろん非常に大事な指標ではあるのですが、やはり売上という意味ではLTV(Lifetime Value:顧客生涯価値)が重要になってきます。そのような中で、OutbrainのLTVの高さは非常に魅力的だと考えています。
こちらの資料をご覧いただきたいのですが、実際のコスメ案件で、コンバージョンしたユーザーの2回目継続率が他媒体に比べて高い結果になったという事例です。SNS系媒体比188%、比較的継続率が高いといわれているニュース系媒体比でも133%という数字は、とても素晴らしい結果です。
正直CPAは他媒体と比較して若干高めだったのですが、このLTVを確認せずに目先のCPAだけでOutbrain を停止していたら、クライアント様の機会損失につながっていたと思います。そして何より、このようなLTVの高さが確認できれば、クライアント様にCPAを少し上げて、よりキャンペーンを拡大してトータルの売上を伸ばしていきませんか?という提案ができ、それはクライアント様にとってもプラスの話になるので、大変有難く思っています。
飯嶋:ありがとうございます!たしかに、本案件は、CPAの見直しといったチューニングを機に、面白いくらいにコンバージョンが発生して、ご利用金額、コンバージョン件数共に理想的に拡大でき、とても印象に残っている案件です。ちなみに、御社は、以前からネイティブ広告を利用されていたのでしょうか?
木崎氏:正直にお答えすると、ネイティブ広告よりもSNS系の方が得意だったり、またスケール性の観点や扱いづらい印象があったので、あまり取り組んでいませんでした。「始めては停止」を繰り返していた感じですね。
飯嶋:たしかに、よくネイティブ広告は扱いづらいという印象をお持ちの方多いんですよね。実際やって見ると、意外とそんなことはないんですけどね。木崎さんは、取り組みを始めてみていかがでした?
木崎氏:やってみると、確かに大変な部分も多いですが、普段取り組んでいたSNS系のユーザーとは異なるユーザーがまだまだいることが実感できました。
飯嶋:ありがとうございます。実際ご利用頂いて、何が一番大変ですか?
木崎氏:大変な部分というと、ネイティブ特有のタイトルやクリエイティブの考え方が難しかったですね!ただ、この部分は、Outbrain にかなりきっちりアドバイスを頂いてからは、、より効果が出やすいクリエイティブでのテストを繰り返すことができたように思います。コツや形さえつかめれば、勝ちクリエイティブの捻出のハードルは、格段に下がると思います。補足ですが、実際の運用でいくと、入稿は実はOutbrain が一番やりやすいです(笑)
飯嶋:確かにお取り組み当初、御社からの入稿物は、どちらかというと、若者向け且つSNS系向けのタイトルが多かった印象です。御社とのお取り組みは、実は2017年頃からスタートしていたのですが、当初は弊社としてもクリエイティブに関してアドバイスをするのを遠慮してしまう部分もあり、あまりスケールできないということが続いていました。ただ、腹を割って2019年頃にクリエイティブに関するお話をさせて頂いてスケールし始め、それ以降は大変好調にご活用、推進頂いており嬉しい限りです。そして弊社にとっては、ピアラ様の機動力、スピード力、そしてクリエイティブ力をとても有り難く思っています。
飯嶋:先ほどSNS系媒体などと比較するとあまりネイティブ広告は利用されていなかったとお伺いしましたが、その中でもOutbrain を積極的に使ってみようと思ったきっかけはなんでしょうか?
木崎氏:まずは、Outbrainでしかリーチできない広告枠がいいと思った点ですね。他社のネイティブ広告も利用させて頂いていますが、枠の取り合いになることがある一方で、Outbrainは魅力的な枠を多く持っていらっしゃるので、助かっています。また、運用者目線で言うと、オートターゲティングや興味関心データ軸の効果が高く、面白いと思ったからです。そして実際に続けてみて、先ほどの事例にもあったようにLTVの数値が高く、売上もスケールもすることが見えてきたので、さらに頑張ろうと思いました!
飯嶋:ありがとうございます。ピアラ様の書く記事でOutbrainをスケールさせる、と考えると、ずばりどんな商材が合うと思いますか?
木崎氏:コスメ、健康食品はもちろんですが、ペット商材なども相性が良いと思います。ある程度知名度があるものだと、なかなか新規のユーザーが取れないという課題がクライアント様にもあるので、そのような商材は、Outbrainとの相性は良いと思います。もしくは逆に、まだまだ認知度の薄い商材、検討期間が長いものなども、オートターゲティングが相性のよいユーザーを見つけてくれるので、おすすめです。 高年齢層でPCに掲載できるのも、Outbrian の特徴の1つだとおもうので、その辺と合う商材もよさそうですね。
飯嶋:弊社を通して、まだその商品を知らない、興味が薄かったユーザーにリーチし、御社の記事でより深堀りし、コンバージョン意欲をあげていく。これができると面白いくらいにスケールできますね。参考までに、下記の資料は、Outbrain が得意とする業種の事例になります。健康食品やコスメはもちろんですが、不動産やフィットネスジム、教育など、実はいろんな業種でご活用頂いています。せひ引き続き、ピアラ様と一緒にお取り組みを増やしていければ嬉しいです!
飯嶋:では、逆に、Outbrainを利用する際の注意点はありますか?
木崎様:そうですね、初期段階の日予算を多めにとって、学習の頻度をあげていくことですね。運用者あるあるだと思うのですが、どうしてもリスクを考慮して、「日予算1万円」等にしたくなるのですが、「期間をきめて、クリエイティブの精査にフォーカスして、運用していく」のが大事だと思います。日予算をCPAの3倍以上にし、きちんと1日数件のコンバージョンを獲得しにいく。そうするとデータが溜まることで機械学習の精度が一気にあがり、徐々にCPAも下がっていき、結果が出やすくなると実感しています。
飯嶋:確かに御社でスケールして頂いている案件は、もちろん全てではないですが、そこを徹底して頂いていますね。弊社は、どうしても学習型のシステムになるので、1日でいきなりコンバージョンが沢山発生します!とはなかなか言い切れないのですが、学習量が増えてくると安定してくるので、ぜひ弊社をご利用の際は、ご注意いただければと思います。
木崎様:Outbrain の「調子が良い時は自動で日予算をあげてくれる機能」も、うまく機能すると安心して予算拡大できるので結構助かってます。
飯嶋:「OBコード」のことですね。これは、キャンペーンの調子が良い場合は、自動で日予算を上げてくれる機能になります。これに関してはよく「自分で管理画面を見て運用してるから不要!」と思われたりするのですが、弊社管理画面はアメリカ時間で動いており、日本とは時差があるため、CVRの高い午前中が切り替わりタイミングにあたり、予算がなくなってしまう、といったこともごく稀に発生したりします。そんな時にこのOBコードは、「CPAが合っていれば予算を拡大」してくれるので、実はキャンペーンスケールのキーとなっているのです。
木崎様:実際私も結構使っていますよ!
飯嶋:ありがとうございます!更にどんどんご活用頂けたら幸いです!ピアラ様は、クライアント様の売上を大事にされているということなのですが、他に何か大事にされているポイントはありますか?
木崎様:弊社はやはり記事LPを得意としているので、記事のクオリティはかなり大切にしています。弊社は、下記のようなフローで記事を制作してクオリティを担保しています。特に薬事に関しては、審査を徹底して行っているのですが、第三者機関と連携した薬事の徹底、広告の健全化を図っていくようにしています。弊社も5年前に上場しており、今後もクライアント様と長期間のお取り組みをしていくことを大前提に考えていますが、クオリティを無視して目先の結果だけに目を向けていてはきちんとした長期的なお付き合いは難しいと考えています。なので、クオリティに関しては力を入れています。
飯嶋:本当に数年前までは、健全であることが悪のように、正しいことをやると損をしてしまう、みたいな時代が続いていましたが、昨今改めて、過剰な表現などなくても、クリーンな表現で成果が出る広告が評価されてくるようになってきた、ようやくノーマルになってきたようにも思います。その世界をピアラ様と実現できていることは非常に嬉しいです。弊社としては、横並びになる広告も含めて、だれかが損をするようなことにはならないように注力していきたいと思っています。代理店様が自信をもって健全な記事を書いていただけるように、弊社はプラットフォーマーとして健全化を進めて参ります。
木崎氏:ぜひお願いします。まだまだ一緒にいろんな案件に取り組み、拡大していきたいですね。
飯嶋:では最後に、今日のまとめをさせていただきます。色々とお話をさせていただきましたが、初動時に代理店様に絶対にお願いしたいことは、クリエイティブのPDCAにフォーカスしていただく、場合によってはLPへの遷移率次第では記事のブラッシュアップをしていただく、ということです。ここができれば、成功事例は増やしていけると思います。手間に見えることも多いかもしれませんが、そこだけにまずフォーカスしていただく、それでネイティブ広告でしか反応しないユーザーとの出会いが生まれるので、ぜひみなさまもご検討いただければと思います。
本日はありがとうございました!
株式会社ピアラ
「全てがWINの世界を創る」という経営理念のもと、ヘルスケア、ビューティ、食品領域を中心に、様々な業界の企業に対しブランディングからLTV向上までのALLデータを一元管理し、通販DX(マーケティングDX)サービスを展開しています。
代表者 : 代表取締役社長 飛鳥 貴雄
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