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Outbrainの最適化機能:Conversion Bid Strategy(CBS)

*2023/1/18改訂

アウトブレインのConversion Bid Strategy(以下、CBS)は、既にご活用頂いておりますでしょうか?今回は、CBSの3つのメインモード(+1つのオプションモード)、それぞれについて詳しくご紹介します。是非今後の運用にお役立てください。

■Conversion Bid Strategy(CBS)3つのメインモード(+1つのオプションモード)

①Max Conversions(旧:Fully Automatic)
②Target CPA
③Target ROAS
④Semi Auto Optimization(旧:Semi Automatic)[オプションモード]

すべてのモード共通事項

1)Outbrainが保有しているビックデータを活用する
(全ネットワークにおいて、コンバージョンしやすいメディアは、どのようなメディアか?等)

2)実際のキャンペーンのコンバージョンデータを活用する

1)、2)を軸として、配信面・時間帯・クリエイティブ毎で入札調整を行う機能をCBSと呼んでいます。では早速、それぞれのモードをご紹介します。

■3つのメインモードについて

①Max Conversions(旧:Fully Automatic)

本モードは、キャンペーンスタート時にお使い頂くことを一番推奨しているモードになります。最適化のポイントは、日予算に対して、コンバージョンを最大化させることです。スタート時に本モードを適用頂くことを推奨している理由は、できる限り抑制機能を抑えた上で、ダイナミックな入札を行い、クリエイティブのPDCAを回して頂くことで、絞りすぎないユーザーの中でテストを開始できるからです。
尚、Max Conversionsは、日予算に対して、コンバージョンの最大化を目指すもので、目標のCPAを入力する項目はありません。

②Target CPA

本モードの最適化ポイントは、管理画面上で設定頂く目標CPAを達成させることです。

具体的には、直近7日間のCPAの状況を考慮しながら、設定された日予算の1/3を使った段階で、その日のパフォーマンスが目標範囲内か否かを判断し、調整します。もしも、目標範囲から離れている場合は、入札を抑制し、日予算の抑制が入る場合がございます。

③Target ROAS

最適化のポイントは、コンバージョンに対するValue(価値)を定義頂き、このValueに対するROASを達成させることです。CPCの考え方は、②のTarget CPAと同様です。コンバージョンのValueは、管理画面上のコンバージョンポイント設定画面にて、固定値・変動値どちらでも設定頂くことが可能です。

●Value固定のパターン

・1つのコンバージョンポイントのValueを〇〇円と設定(目標CPAと同様の数値)
・複数のコンバージョンポイントそれぞれ評価基準があり、優劣があるため、それぞれのValueを設定

●Value変動のパターン

・コンバージョンした際の価格が変動するため、動的に取得(複数の商品を扱う場合など)

参考)Target ROASとTarget CPAの違い

②のTargetCPAと③Target ROASの違いは、CPAで判断するか、ROASで判断するかの違いと共に、配信面の配信ボリュームが変化することです。詳細は下記をご参照下さい。

例:下記の設定をした場合、

1コンバージョンあたりのValue:10,000円 = Target CPA:10,000円 もしくはTarget ROAS:100%

②のTarget CPAをご利用頂くと、

圧倒的にCV件数が獲得できるメディアAにフォーカスした運用となります。つまり、「件数が獲得できるところにフォーカス=結果的にCPAを下げてくれる」という考え方になります。
一方で、③Target ROASをご利用頂くと、

費用対効果がよいメディアBにフォーカスした運用となります。
つまり、「件数が獲得できるメディアAをとめることなく、ボリュームバランスが変わる =結果的にCPAを下げてくれる」 という考え方です。

■3つのメインモードにおける入札方法について

入札CPCは、コンバージョンの最適化にむけて、完全自動入札となり、弊社アルゴリズムにより決定されるため、入力頂く必要はございません。(入札CPCの設定に関しては、2022年後半-23年初にかけて仕様変更となっております)

オプションで、Bid Cap CPC(入札CPCの上限)を設定頂くことが可能です。ただし、効果最大化のためには、Bid Cap CPCは設定しないことを推奨しております。

入札CPC変動イメージ

尚、目標のKPIと合っていない場合も、配信を完全に止める機能はございませんので、ご注意ください。

※また、一部の Max Conversions モードでは、管理画面でベースCPCを設定する自動入札の方法が引き続き適用されておりますが、こちらは順次、完全自動入札に移行されます。

入札CPCは、管理画面で設定いただくCPCの2.4倍までが基本のCPCとなり、配信面ごとの入札は、基本のCPCから最大2倍まで上がります(最大CPC:4.8倍)

入札CPCの変動は毎時行われ、PVやユーザー数、ユーザーの反応に応じて、各配信面に適切なCPCで入札されます。※CPCは上下変動します。

CPC変動イメージ

最後に、オプションモードをご紹介します。

④Semi Auto Optimization(旧:Semi Automatic)

こちらはCBS機能スタート時から実装されている機能になります。①のMax Conversions同様、最適化のポイントは、日予算に対して、コンバージョンを最大化させることです。ただし、入札方法がこれまで見てきたモードとは、大きく異なります。

異なるポイント1):管理画面で設定頂く基本のCPCは変動しません。
異なるポイント2):配信面ごとの入札調整は、1日1回のみになります。

※①②③は毎時入札調整

CPC変動イメージ

このため、①②③に比べて、入札が劣ってしまうこともございますが、CPCが推測しやすいというメリットがあります。

既にCBSをご活用頂いている多くのお客様は、KPI達成状況に応じて、メインモードの①、②、③の中から適切なものをご利用頂くケースが多くなっております。繰り返しになりますが、初めてCBSをご利用になる際は、①Max Conversionsをお勧めいたします。

もっと詳しく知りたい、自社に最適なモードを知りたい!など、ご質問やご相談等ございましたら、お気軽に弊社担当までお問い合わせください。