顧客の『共通の関心事』がわかったとしたら?

マーケティイングがアートでありサイエンスであるとしたら、アートは適切なメッセージを作成することであり、サイエンスは適切なユーザーにそれを届けることにあると言えるでしょう。

とはいえ、コンテンツの消費パターンは皆さんもご存じの通り、非常に複雑であり、コンテンツマーケティングの成功は、「適切なユーザーに届けられるか」にかかっていると言っても過言ではありません。

アウトブレインは、インタレスト拡張配信という強力なツールを新たに展開し始めています。このツールは、自社サイトに訪問、または購入した既存顧客に「類似している」ユーザーを新たに探し出し、そのエンゲージメントを獲得するのに役立ちます。顧客が共通して示した関心事項や、何を読み、何を閲覧する傾向が特に強いのかというインタレスト（興味・関心事項）を軸とした拡張をモデリングできるようになったのです。

米国における約30社の企業で行ったベータテストでは、インタレスト拡張配信は平均で30%低いCPA、および45%も高いコンバージョン率を獲得し、高い効果を出しております。

インタレスト拡張配信独自の価値

アウトブレインのインタレスト拡張配信は、貴社のサイトに訪問する、または実際に購入するなど特定のアクションを行ったユーザーが関心を示すカテゴリーや、閲覧した内容に基づいて、見込み顧客となるユーザーをモデリングし、新たに類似したインタレストを持つユーザーに対してコンテンツを配信できるという独自の機能を備えています。

おそらくFacebookの Lookalike Audiencesツールや Google Similar Audiencesは使われたことがあるかのではないでしょうか。そうであれば、適切な利用におけるこうしたツールの強力さは既にご存じのはず。アウトブレインのインタレスト拡張配信の特徴としては、ソーシャルメディアやサーチエンジンなどの「ソーシャル・単一プラットフォームの壁」を超えてオープンウェブへと分析対象を広げ、当社の5億人のグローバルユーザーにリーチを拡張するという点です。すなわち、ユーザーがソーシャルネットワークの世界で意識的に公開・取捨選択している情報だけではなく、ソーシャルネットワーク上ではコメントもしくはシェアされにくいユーザーの興味関心、および検索するにはまだ至っていない潜在ニーズなど、真のインタレストに関するデータに基づいて行います。

インタレスト拡張配信配信の機能

インタレスト拡張配信を行う上で、モデリングツールではDMPやCRMなどのファーストバーティデータやサイトクッキープールを使用します。拡張の元となるシード・ユーザーが各企業のトップ顧客に近ければ近いほど、インタレスト拡張配信はより良いパフォーマンスをもたらす可能性があります。インタレスト拡張配信は、キャンペーンの目的に応じて、拡張精度、規模のいずれでも最適化可能です。

例えば、米国でベッドシーツとリネンをオンラインで提供しているBrooklinenは、コンバージョン・ページから収集した情報に基づいてインタレスト拡張配信をモデル化しました。共通した関心事項を持つ類似したユーザーに的を絞り、成功率の最も高い見出しや画像、好意的なアーンドメディアを使ってアプローチをかけました。

その結果、デスクトップ上でのインタレスト拡張配信は、最終的にすべての既存キャンペーンの結果を上回ったのです。インタレスト拡張配信は通常のキャンペーンと比べて2.2倍のCVRをもたらし、その一方でCPAは50%も低い値を導き出しました。

結論

以上のように、アウトブレインのインタレスト拡張配信は、ファーストパーディデータからコンバージョン・ユーザー・プールを構築し、ユーザーの関心事に関する学習をリアルタイムに最適化することによって、パフォーマンスと効率を向上させます。インタレスト拡張配信は強力な独立型のツールである一方、サーチエンジンやソーシャルメディアターゲティングとも連携させることができるので、このツールの使用開始方法の詳細については、弊社の担当営業もしくは問い合わせフォームまでご連絡ください。

貴社は顧客のことが本当に理解できていますか？もう1度お考えください。Facebook や Googleを使ったターゲティングだけでは、ユーザーの真の関心事を見逃している恐れがあります。